出竿(しゅっかん)小噺② ~中国・大連~
8月の祭り本番や国内の様々なイベントに加え、上米町一丁目竿燈会は海外で開催されているイベントにも参加しています。
今回は2018年5月に行われた、中国の大連市での演技についての記事です!
この出竿(竿燈の演技は、自分たちの町内や団体の竿を出して行うことから「出竿」と言い、「しゅっかん」と読みます)では、「北前船寄港地フォーラム in大連」と「大連アカシア祭り」の2つのイベントに1日ずつ参加しました。
北前船寄港地フォーラムとは、2006年から開催されている、北前船の寄港地の連携と地域間交流を目的とした観光フォーラムです。私たちが参加した2018年は、初めて海外でフォーラムが開催された年でした!
大連アカシア祭りは、毎年5月末ごろに開催されており、イベントの中には「ジャパンデイ」という日本文化の紹介を目的としたものもあります。
このジャパンデイにて、日本の祭りを地元の方にもっと知ってもらうために演技を行いました。
私はこの出竿が初めての海外での演技で、お客さんに上手く竿燈の魅力を伝えられるか、楽しんでもらえるかが不安でかなり緊張していました。
しかし、演技中に聞こえてくる歓声や演技後のお客さんの反応を見て、ホッとしたと同時にとても嬉しくなったのを覚えています。
覚えていると言えば、自由時間に食べた火鍋も忘れられません。
中国の火鍋が一般的にどのようなスタイルかは詳しくありませんが、私が行ったお店は串にささった具材を鍋に入れるスタイルでした。いちいちお玉でよそわなくて良いので鍋のスープが減りづらく、大人数でも食べやすかったです!
鍋は中央に仕切りがあり、2種類の味が楽しめるようになっていました。
片方のスープは唐辛子をたっぷりと使用したもので、豚バラやホルモンの油にも負けないコクのあるスープでしたが、程よい辛さのおかげでくどさを感じさせない仕上がりでした。
もう片方は辛くなく、細長く切ったネギなどの薬味が入ったもので、旨味がしっかりと感じられながらさっぱりとした後味のスープでした。
油の乗った肉をコクのある辛口スープに通して食べた後に、ブロッコリーなどの野菜をもう片方のスープにくぐらせて食べることで、口の中に広がった辛味と油をリセットすることが出来、正直無限に食べられる組み合わせです。
最後は食レポになってしまいましたが、今後も私たちのこれまでの活動やこぼれ話などをブログで紹介していきますので、是非読んでみてください!
(SUGI)