3年ぶりのまつりを振り返り
読者の皆さま、ご無沙汰しております。
早いもので竿燈まつり本番から1か月余りが過ぎようとしております。
例年通り、まつりでは休暇をとり、お盆もはさんだことから忙しく過ごしております。(皆様もお忙しい日々を過ごしているかと思います)
思い起こせば3年ぶりの祭りということもあり、準備・練習も含め
例年になく慌ただしくかつ非常に充実した日々を過ごしたもんだと日々思い返すところであります。
今年はコロナで開催できなかった過去2年の虚しさ、悔しさ、歯がゆさに加え、
6月下旬に逝去された文明さんの思いも背負ったまつりとなりました。
まつりに対する一連の取り組み、努力の結果最終日に竿燈妙技大会において
「大若団体規定優勝」を勝ち取ることが出来たのは他ならぬ竿燈会会員の思いとたゆまぬ努力、
ご支援を頂きます数多くの皆さまのおかげだと存じております。日頃からのご支援・ご声援誠にありがとうございました。
話は変わりますが、7月ごろよりコロナの感染者がうなぎ登りとなり、
祭りの開催並びに飲食等を含めた祭りの運営にも大きく影を落としました。
当竿燈会のみならず他の竿燈会においても実運営をどうするか直前まで苦慮されたこととおもいます。
まつり本番において当町内からもコロナ感染者を一人も出すことなく、
またまつり全体としても大規模なクラスター等発生せず無事に祭りを終えられたことは非常に喜ばしく、
また来年以降のまつり本番に向けても価値のあるものであったのではと感じるところです。
また8月の頭には秋田県内のみならず新潟においても豪雨の影響を受け土砂災害、
連日の報道では秋田の状況等全国的に報道されておりましたが、まつり本番は3日の昼間こそ降雨により予定の変更を余儀なくされましたが、
7日の未明まで天候に恵まれたことも喜ばしく思います。
まつり本番の話に戻りますが、私個人的には「楽しい」と「しんどい」が合い混じるお祭りであったなと感じております。
3年ぶりということもあり、なかなか体力的にも難儀したこと、
当町内の高校生の若き力・上達ぶりを見てもう若くないな…笑、と思う瞬間もありました。
同時に、技術の伝承、まつりの発展という観点から考えると継続し、
若い世代の台頭が続く環境を整え続けるということは非常に重要なことだと改めて感じさせられました。
同時に今年の祭りはNHK様より
「きんよる秋田 3年ぶりの竿燈まつり密着半年!“子どもを育てれ”」が放映されました。(NHK+にて配信中)
https://www.nhk.jp/p/ts/L2521XN4N5/episode/te/PGQX3Z1975/
上記の我々の取り組みについて熱心に取材いただいたNHK様にも感謝申し上げます。
読者の皆さまも是非こちらの配信をご覧いただけますと幸いです。
終わりに、例年始まってしまえば終わるのもあっという間の竿燈まつりですが、
個人的に印象に残ったシーンは最終日の夜本番入場前だったかなと思います。
竿燈妙技大会で栄誉ある結果を勝ち取り、華々しく入場する直前、祭りの総括として、入場前のアナウンスが流れておりました。
今年のアナウンスはまつりに携わる人々の思いが非常にこめられた内容だけでした。
前会長で当町内の大先輩である文明さんの話、今年のまつりに至るまでの紆余曲折、
奇跡的に恵まれた天候、未来へ向けたゆまぬ努力と前進を続けていくこと…思わず感極まってしまいました。
アナウンスの結びには祭り終了の翌日は文明さんの忌明けであること、
この祭りは亡き文明さんの想い・願いが詰まっている旨アナウンスいただいたこと、
竿燈会の一員として誇るとともに、この営みを引き続き続けていこうと決意させる言葉が詰まっておりました。
ブログということで徒然なる内容を書き連ねましたが、
来年のまつりへ向け引き続き竿燈会一同邁進してまいりますので、応援よろしくお願い致します。
(M.H)