令和5年のまつりを終え
読者の皆様ご無沙汰しております。
早いもので今年の竿燈まつりも終了してしまいました。
お盆でお休みをとられた方、まつり終了後から日常に戻られた方様々いらっしゃるかと思います。
(私は片付け翌日の8日から休みなしです(泣))。
さて、今年の竿燈まつりを振り返る前に、下記のYoutubeビデオをBGMにしてお読みいただければと思います。
https://m.youtube.com/watch?v=ifKYHCtj9CU&t=36s&pp=2AEkkAIB
今年の竿燈まつりは「酷暑だった」と思われる方が多いのではないでしょうか?
3年ぶりに開催となった昨年と比較しても体に応えるまつりだったと個人的には感じております。
また7月の秋田市内の豪雨被害に始まり、各竿燈会の皆様におかれては一層あわただしい準備であったのではないかと推察します。
私も練習の模様などブログにてお届けできればと思ったのですが、何せ手が回らず、
更新できず、来年へ向けての反省とさせていただきたく思います。
当竿燈会の会員も、豪雨被害の跡片付け、対応に追われた方も多く、
その中でも命に関わる出来事がなかったのは不幸中の幸いと感じております。
まつり本番日取りも、今年は木曜日から日曜日までと良い日取りとなり、
昨年なかったふれあい竿燈の時間も復活するなど本格的にコロナ禍を乗り越えた祭りだったのではと感じております。
私自身も8年ぶりに偶然会場に来ていた旧来の友人と再会するなど、思い出深い時間を過ごしました。
妙技会においては強風にあたり少々残念な結果となってしまいましたが、
一層来年へ向けて少ない練習の機会を生かし技芸の向上に励もうと思う次第でございます。
昨年のまつりの振り返りにも書きましたが、高校生の若き力・上達ぶりは目を見張るものがあり、
今後の成長と活躍に期待すると同時に、「負けられないな」と私含め思った方も非常に多かったのではないでしょうか?
祭り中は大若4本継竹6本の競演は個人的にも涙がこみ上げるほどグッとくる瞬間でした。
引き続き技術の伝承・まつりの文化の保存・町内の歴史等々後世に引き継ぐよう
諸先輩方の助言をいただきながら取り組んでいくことが重要だと感じております。
今年はもう一つ、ブラウブリッツ秋田様との提携を開始したことが当竿燈会においても飛躍の1年となりました。
秋田に根差す地元のサッカークラブとの提携は、これまでまつりを見たことがなかったお客様へも竿燈まつりを認知いただく機会にもなりました。
対して、ブラウブリッツ様に置かれても秋田に根差すクラブチームの特色の一つとして竿燈をPRの手段としてご選択をいただきましたこと、
並びに当竿燈会をそのパートナーとしてお選びいただきましたこと、誠に感謝申し上げます。
ブラウブリッツ秋田代表取締役社長岩瀬様の「この取り組みを継続的に続けていきたい」という思いをともに来年以降も活動できればと思います。
始まってしまえば終わるものあっという間の竿燈まつりですが、私個人今年はまつりの文化の継承は命の継承だと強く思いました。
若い世代への技術・文化・知識の継承はもちろん、秋田の将来を考える機会にもなると思っています。
人口減が続く秋田において、いかにしてまつりに関係なく影響を与えられるか、何ができるか、
引き続き皆で考えること・行動することが非常に重要で、
それを次の世代にいかにして繋ぐかを心の奥底に持ちながら進んでいくことを改めて認識したまつりでした。
さて、冒頭に貼りましたYoutubeリンクをBGMとしてお聞きいただいているかと思いますが、こちらの説明を最後に。
この曲は秋田市制100周年を記念し、1989年に制作された「秋田・ロマンス」という曲です。
実はこの曲、竿燈まつりの夜本番交通規制前に会場で流れている曲です。
私はこの曲を特に最終日に聞くと一瞬で終わる祭りを思い返し、なんだか切なくなります。
なぜ切なくなるのか?を深堀してみたのですが、1番から4番の歌詞を通して季節をテーマとして
「命をはぐくみ・祭りに揺れ・愛する人の幸せを願い・人々の思いを風と表現する」ことが命の継承と重なったのではないかなと。
お盆中に感じたことであります。
私的な感想を書き連ねた内容ではございますが、ブログということでご容赦いただければと思います。
また来年のまつりで、皆様お会いしましょう!
(M.H.)